TEF/テスト技法

技法名 全数テスト

技法名(英語) exhaustive testing

説明

テストに対するアプローチの1つです。JSTQBの用語集によると全数テストの定義は「入力値と事前条件の全組合せをテストすること」となっています。

なお、JSTQBのシラバスの「1.3 テストの一般原則」の原則2に、

原則2:全数テストは不可能
すべてをテストすること(入力条件の全組み合わせ)は、ごく単純なソフトウェア以外では非現実的である。全数テストの代わりに、リスクや優先順位によりテストの焦点を絞る。

とあるように、通常、全数テストは実施不可能です。そこで、様々なテスト技法を駆使して適性に選定された有限のテストケースをテスト設計して実施することになります。

使用例

ごく小さな1,000行程度のソフトウェアにおいてさえ、全数テストは実施不可能なテストケース数になります。

補足

コンピュータのパワーをフルに活用し、全数テストに近い考え方でテストをしようという技法をファズテストと呼びます。

参考文献

書籍: ソフトウェアテストの基礎、ファジング

total 893 today 1 yesterday 0

TEF/indexに戻る

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2008-09-02 (火) 16:08:08 (5709d)